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Claude Code × MCPで漫画ショート動画を作る|2つの実践パターンと確認ポイント
2026年10月7日のウェビナーでは、鴻上善彦と木下雄貴が、CMO AI ProのMCPを使った漫画ショート動画の制作を紹介しました。Claude Codeに商品URLと制作条件を渡し、商品理解からストーリー、作画、音声、動画化へ進む様子を実演しています。
最終更新: 2026年10月8日
ウェビナー概要
2026年10月7日のウェビナーでは、鴻上善彦と木下雄貴が、CMO AI ProのMCPを使った漫画ショート動画の制作を紹介しました。Claude Codeに商品URLと制作条件を渡し、商品理解からストーリー、作画、音声、動画化へ進む様子を実演しています。
今回の中心は、実際に何を依頼し、何を確認しながら完成へ進めるかです。まず制作の全体像を押さえ、その後に「完成までまとめて任せる」「工程ごとに確認する」という2つの進め方を見ていきます。ストーリーアイデア、音声モデルの比較、実務での運用は、後半の補足にまとめました。
MCPでできること
MCPは、Claude CodeやCodexから、CMO AI Proの制作機能を呼び出すための接続です。「この商品で漫画ショート動画を作って」と依頼すると、AIが制作手順を読み、必要な機能を使って進めます。
当日の資料では、次の範囲を紹介しました。
- 商品・顧客の理解 — 案件登録、参考画像の登録、リサーチ、戦略設計
- ネーム制作 — ストーリーと、コマごとの場面・セリフの設計
- 作画 — キャラクターデザイン、コマ画像の生成
- 音声・動画 — 音声の生成、画像と音声の動画化
人は、AIへ依頼し、出てきた内容を確認して修正を伝えます。AIはMCPを通じて制作を進め、CMO AI Proには案件や制作素材が残ります。チャットで作業を進めながら、CMO AI Proの画面でコマ画像などを確認する使い方もできます。
MCPを活用して漫画ショート動画を作るフロー
資料8ページでは、人・AI・MCP・CMO AI Proの役割を次のように整理しています。
制作する人の視点で整理すると、次の5工程です。
① 依頼 → ② ネーム → ③ 画像・音声 → ④ 動画化 → ⑤ 確認・保存
- 依頼 — 人が渡す・確認する内容:商品URL、制作目的、条件、任せる範囲 / AIが進める制作:依頼を整理し、商品理解や戦略設計を進める
- ネーム — 人が渡す・確認する内容:場面、人物、セリフ、商品へのつながり / AIが進める制作:制作手順に沿って、ストーリーとコマ構成を作る
- 画像・音声 — 人が渡す・確認する内容:人物・商品・文字の描写、声、読み上げ / AIが進める制作:コマ画像、音声、BGM、効果音を生成する
- 動画化 — 人が渡す・確認する内容:コマの切り替わり、音との一致、全体のテンポ / AIが進める制作:画像と音声を組み合わせ、動画を作る
- 確認・保存 — 人が渡す・確認する内容:完成動画を通して見て、修正と最終判断をする / AIが進める制作:結果を提示し、制作データを保存・整理する
この流れには、役割の違いがあります。人が依頼・確認をし、Claude Codeが作業を進め、MCPが制作手順と実行機能を提供する構造です。裏側では画像・音声の生成や動画の組み立てが行われ、ネーム・画像・音声・動画はCMO AI Proで案件ごとに管理されます。制作データは最後だけでなく、各工程でも保存されます。
毎回、すべての工程で細かく止める必要はありません。どこまで任せ、どこで人が確認するかを、最初の依頼で伝えるのがポイントです。
実践
パターン1:完成まで一気にやり切ってもらう(麻辣湯の場合)
まずは、全体を任せて動画の形にする進め方です。七宝麻辣湯の実演では、Claude Codeへ次の内容を依頼しました。以下は、実際に入力した依頼文の画面です(元録画13:20付近)。
確認ポイントと完成例(麻辣湯)
指定したのは、商品とURL、作画スタイル、冒頭のテンポ、今回は使わない演出です。そのうえで、ストーリー・声・BGMなどの選定を任せています。完成まで進めてほしい範囲と、守ってほしい条件を一緒に渡す依頼です。
Claude Codeは、案件登録、リサーチ、戦略、ネーム、作画、動画の順に制作を進めました。制作報告には、人物設定やコマ画像のチェック、原稿にない見出しの削除、丼の色の統一なども記載されていました。
録画57:00付近では、約60.5秒・縦型1080×1920の完成動画が提示され、再生して確認しています。報告された冒頭の長さは、1コマ目が1.32秒、2コマ目が0.96秒。最初に指定した「冒頭をテンポよく」が、出力にどう反映されたかも確認できます。
この進め方は、まず全体のたたき台を見たいときに使えます。完成したら、少なくとも次を確認してください。
- 狙った相手に伝わるストーリーになっているか。
- 商品の見た目、紹介内容、名前の読みが合っているか。
- 冒頭のテンポ、人物の声、BGM・効果音に違和感がないか。
- 依頼した条件が反映されているか。
まとめて任せても、最後の確認は人が行います。当日の麻辣湯でも、商品名のイントネーションなどに気になる点がありました。形になった動画を見て、直したい箇所を具体的に伝えるところまでが制作です。
パターン2:ステップごとに確認する(ゴルフ用グローブの場合)
ゴルフの実演で扱ったのは、グローブの中に入れて使う用品「ダウンブローマスター」です。こちらは、最初の依頼を商品理解とストーリー案までに絞りました。以下は、実際に入力した依頼文の画面です(元録画16:00付近)。
工程ごとの依頼例と完成例(ゴルフ用品)
最初から作画まで進める前に、「商品をどう理解したか」「どんな場面から話を始めるか」を読めます。届けたい相手や商品の使い方がずれていたら、この段階で修正します。
実演では、その後に脚本を確認して制作を進めています。後半にはCMO AI Proの画面で途中のコマを見て、どんな場面で必要になる商品なのか、どう使うのか、使うことでどんな価値につながるのかを確認しました。当日の画面紹介時点では、動画の完成を待っている状態でした。
自分の案件で、さらに工程ごとに止めたいときは、次のように確認範囲を区切れます。以下は、実演を踏まえた依頼例です。
- 商品理解・ストーリー案 — 次の依頼例:「まず商品理解とストーリー案まで進めてください」 / 進める前に確認すること:対象者、困る場面、商品が必要になる理由
- ネーム — 次の依頼例:「この案でネームを作ってください。作画前に確認させてください」 / 進める前に確認すること:コマごとの場面とセリフ、商品の説明、尺の概算
- キャラクター・作画 — 次の依頼例:「このネームで作画へ進めてください。音声生成前に画像を確認させてください」 / 進める前に確認すること:人物の一貫性、商品の形、装着位置、文字
- 音声 — 次の依頼例:「画像はOKです。音声を作り、動画化の前に確認用の出力を見せてください」 / 進める前に確認すること:固有名詞の読み、声と人物の相性、話速、音の重なり
- 動画化 — 次の依頼例:「画像と音声はOKです。この内容で動画化してください」 / 進める前に確認すること:修正の反映、コマの切り替わり、完成した尺
商品の使い方を正しく描く必要がある場合や、ストーリー・声に具体的な希望がある場合は、このように途中で確認する進め方が使えます。確認するときは、テキストの返答に加え、実際のコマや音声も見聞きしてください。
2つのパターンの違いは、制作機能ではなく、人がどこで判断するかです。まず全体を見たいなら麻辣湯のようにまとめて任せる。方向性を合わせながら進めたいなら、ゴルフ用品のように最初の範囲を絞り、必要な工程で確認します。
以下は、実演後に仕上がったゴルフ用品の完成例です。ウェビナー当日の画面紹介時点では、動画の完成を待っていました。
実際に制作するときのポイント
ストーリーイメージがあれば渡してあげる
商品URLから案を出してもらえますが、自分が知っている顧客像や場面まで、URLに書かれているとは限りません。「誰が、どんなときに困り、どうなりたいか」のイメージがあれば、最初に渡してください。
たとえば、次のように伝えます。これは自分の案件で使うための依頼例です。
実演の青汁では、動画の形はできても、ストーリーをもっと磨きたいという話がありました。自分の顧客について分かっていることを加え、作画前にセリフの流れを整えることが大切です。
ステップごとにチェックすることで無駄なクレジット消費を防ぐ
作画・音声の生成後にストーリーを大きく変えると、作り直す素材が増えます。まずネームで方向性を合わせ、画像で描写を確認し、音声で声と読みを確認することで、後工程のやり直しを減らせます。
特に、人物、作画スタイル、商品の描き方に希望がある場合は、生成に進む前に伝えてください。クレジットに余裕が少ない場合も、「この工程まで。確認後に次へ」と範囲を指定すると、意図しない生成を避けやすくなります。
修正が必要なときは、「全部やり直して」だけでなく、コマ番号やセリフ、変更したい点を伝えます。修正対象を絞り、どの素材を再生成する必要があるかを確認して進めます。
細部の違和感はちゃんと潰しておく
ネームを読んだときには自然でも、絵や声になると気づくことがあります。実演でも、商品名の発音、人物の年齢に合わない声、場面に合わない効果音などが確認ポイントになりました。青汁の制作報告には、読み間違いを修正した記録もあります。
確認の目安は、次のとおりです。
- 画像:人物は同じ人に見えるか。商品の形や使い方、コマ内の文字は正しいか。
- 音声:商品名や固有名詞の読みが合うか。人物の見た目・年齢と声が合うか。
- 演出:セリフを聞き取れるか。BGM・効果音が場面に合うか。切り替わりが急すぎないか。
- 完成動画:修正した素材が入っているか。冒頭から最後の案内まで、通して見て違和感がないか。
以下は、読み上げを修正するときの依頼例です。
「青汁」の読み上げを「あおじる」に修正してください。
該当するセリフの音声を直し、修正後の確認用動画を提示してください。
文字だけの確認で終わらず、最後は動画を最初から最後まで再生します。
補足:ストーリーアイデアはどこから?
木下さんからは、XやTikTokで話題になっているテーマ、Instagramで見かける憧れや日常の悩みなどを、ストーリーのきっかけにする話がありました。
鴻上さんからは、次の2つをストーリーの参考にする方法も紹介しました。
- ショートドラマのストーリーを参考にする。
- Web漫画の第1話を参考にする。
ただし、話題の言葉を入れるだけでは、商品へのつながりが弱くなることもあります。その話題と、顧客が商品を欲しくなる場面がつながるかを見てください。「最近見かける話題 × 顧客の悩み・欲求」を材料に、AIへ複数の案を出してもらい、採用するものを選ぶ進め方です。
補足:TTS比較
TTSは、文章を読み上げ音声にする技術です。当日の資料では、次の3つのモデルを、同じ5行のセリフで比較しました。資料の表記に合わせて紹介します。
聞き比べのポイント
3つとも140%の再生速度で、声は各社で異なります。同じ声を使った比較ではありません。日本語の読み、感情の出方、会話の間、人物との相性を聞き比べてください。動画中の数値は比較用のセリフに含まれるもので、広告成果の実証を示すものではありません。
資料には生成速度と費用の比較もありますが、計測日・試算条件・期間限定料金が含まれます。ここでは当日の比較資料として扱います。実際の制作では、選んだ声でセリフを聞き、商品名や数字を正しく読めているかまで確認してください。
補足:実際の運用時の制作フロー
実務の話では、木下さんは特にネームを重視していると説明しました。顧客にどんな行動を取ってほしいか、その行動につながる気持ちは何かを言葉にし、物語の山場を決めてから、共感を作る場面を逆算します。
運用の流れとして整理すると、次の順序です。
- 商品と顧客を理解し、動画を見た人に取ってほしい行動を決める。
- その行動につながる感情や欲求を考え、ストーリー・ネームを整える。
- 作画スタイルとキャラクターを選び、コマ画像を生成する。
- CMO AI Proの画面で、商品や人物、指定した要素を確認する。
- MCPから音声・動画制作を進め、読み・テンポ・完成動画を確認する。
依頼や修正はClaude Code・Codexで進め、画像の一覧確認や素材の管理にはCMO AI Proを使う、という組み合わせです。制作データを案件ごとに残しておけば、同じ組織のメンバーと確認したり、別の作画を試す際の参考にしたりできます。
質問への回答
以下は、2026年10月7日のウェビナー当日の回答です。
Claude CodeとCodex、どちらでも作れますか?
商品URLだけでも進められますか?
出てきた漫画を見ながら修正できますか?
動画1本で、どのくらいクレジットを使いますか?
無料トライアルでもMCPを使えますか?
英語などの多言語音声や、実写動画は使えますか?
まとめ
漫画ショート動画の制作は、依頼 → ネーム → 画像・音声 → 動画化 → 確認・保存の流れで進みます。Claude Codeに任せる範囲を伝え、人が必要なところで判断します。
まず全体のたたき台を見たいなら、麻辣湯のように条件を渡して完成まで任せる。狙いを合わせながら進めたいなら、ゴルフ用品のように商品理解・ストーリー案から始め、工程ごとに確認する。ストーリーイメージを渡し、早い段階で方向性を合わせ、絵や声の細部まで確認して完成へ進めてください。
CMO AI Proをまだ使ったことがない方は、まずデモ体験で、実際の画面や制作の進め方をご覧ください。ご自身の案件でどのように活用できるかを確認してから、導入をご検討いただけます。